サラログ-サラリーマンの日常-

平凡サラリーマンが色々挑戦します。

【エッセイ】80%OFFの罠

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『当たった、当たったよ〜!!!』

我が家に陽気な声が響く。

 

宝くじでも当たったかのように

少しアホっぽい声をあげたのはもちろん

嫁、ではなく私である

 

いくつになっても"当たり"というワードには他を寄せ付けない強烈な魅力があると思う。

時間を少し戻そう。

 

 

ある日の昼下がり。

私と息子くんは2人でのんびりと惰眠を貪っていた。

 

そこに美容院から帰ってきたから一言。

「なんか今日、美容院の近くで声かけられてさ。名前と住所書いてキャンペーン参加してきてん。着物が当たるかもしれんらしい。」

 

とんでもない嘘臭さである。

個人情報を守るべき!と声高々に言われている昨今ここまで守備力の低い一言があるだろうか。

 

嫁は人見知りで、街中で人から声をかけられるのがすごく苦手な性格なので、仕方なく書いたのだろう。

そんな私も同じような性格だから気持ちは痛いほど分かる。

 

まあ、数ある"当たるかも"キャンペーンの中でも

"着物"はあまり聞いたことがない。

『どうせ当たらんやろなー』とこちらも圧倒的な守備力の低さを見せつけ、なんでもない日常が流れていった。

 

そして冒頭に戻る。

守備力の低さを夫婦共々反省したはずだが、

当たったものは喜ばなきゃ損だZE!

てな具合で陽気な声をあげていた。

 

しかし引換券という名目で届いたハガキには、

嫁の名前が書かれていたが一文字足りていない。

『花子』なのに『花』と書かれているような感じだ。

個人情報の保護を思わぬ形で達成したが、どうすれば本人に書かせたアンケートで名前を間違えるなんて珍事件が起こるのか甚だ疑問である。

 

そんな訳で来たる土曜日。

『着物1着プレゼント!』なんて大きく書かれたハガキを大切に握りしめ、店舗へ向かった。

 

もちろん、よく読めば帯等はついていないことが記されており、羽織るもの1枚だけというのは納得している。

 

しかしすごく小さな文字で

"プレゼントは同時に仕立て注文していただいた方に限ります。"と書かれていた。

そこに気づいた私は、嫁に

「これ、お金かかるんじゃない?」

と当然の疑問を投げかけたが

『さすがにないやろー!だってプレゼントやで?そんなんあかんやん!まぁ、なんかお金かかるって言われたら頼むね!』

と、強気な姿勢を崩さない。というか最後の一言は丸投げである。

私も人見知りでそういうことが苦手だとわかっているくせに、強者だ。

 

そんなこんなで家族3人でお店へ到着。

ここからは後日談を元に嫁の目線で楽しんでいただこう。

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【嫁目線】

 

さて、お店に着きました。

アンケートを書いた場所とは少し離れた場所にあったので迷ってしまいましたが、どうやら本当に着物屋さんのようです。

 

勢いに負けてアンケートに答えてしまいましたが、私は着物や浴衣といった類には全く興味はありません、

タダで貰えるものは貰っておこう、の精神でございます。

 

お金がかかりそうなら止めてくれ、と旦那にも言っているので少し不安ではありますが、いってみましょう。

 

店の前に行くと若いけど陥落のある、

いわゆる店長オーラ全開のお兄さんが声をかけてくれました。

少し名前が間違っているハガキを見せて、

『なんか貰えるみたいなので来たのですが…』

と貧乏人全開のワードを少し恥ずかしがりながら伝えたところ、

 

"んん?なんだろこれ、すみません、私が本日他店舗から応援に来ているもので‥◯◯店の店長をしている者です!少し待ってくださいね。"

 

と笑顔で言わましたが既に少し疑問符です。

着物プレゼントキャンペーンなんて一店舗でやるものなのでしょうか?まぁ気にしないでおきましょう。

というか、やっぱり店長だったんですね、

他店舗の。

 

すると、どこから出てきたか分からないオバちゃん店員さんが登場し、

"ああ!そちらですね!ほら、上がってください!"

とグイグイと店内へと誘導されました。

 

あれ、なんだか怪しげな雰囲気。

と思ったところで旦那が何かを言おうとしています。同じような雰囲気を感じたのでしょう。

 

「お金かかりますか?」

 

まぁ、なんて直球にきくのでしょうか。

先程、他に追随を許さぬ勢いで

『貰えるみたいなので‥』と貧乏人全開ワードを口にした私を超えて、

令和に入ってから1番の貧乏人ワードを発していました、アァ恥ずかしい。

 

"大丈夫ですよー、どうぞどうぞ!"

 

あれよあれよとオバちゃん店員さんに机があるところまで家族3人誘導され、アンケートを書くことになりました。

 

オバちゃん特有の全てを包み込む笑顔で

"あらぁ、可愛いわねぇー!何歳何歳?うちの孫は今月で11ヶ月なの!"

と、答える隙を与えない質問を投げかけられます。

 

アタフタしているうちにアンケートも書き終わり、着物を選ぶことに。

何も問題なく、選んで帰ることができそうです、ただ少し遠くから笑顔で眺めている他店舗の店長さんが気になります。

というかここの店長さんはなにしてるんでしょう。

 

このまま何もなければいいのですが‥

 

 

 

ということで、

少し長くなるので今日はここまで。

次回、続・80%OFFの罠では

また嫁目線でスタートである。

 

特段頼みしにして待つものではないが、

気になる方は是非続きも見て欲しい。

 

私たち夫婦の基本的な守備力の低さにはあまり触れないでもらえれば大変嬉しい。

 

ではまた次回。

 

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